外来紹介

無呼吸・いびき外来では、最近メディアでも取り上げられる機会が増えてきている睡眠時無呼吸症候群をメインに睡眠障害の診療を行っています。医師を中心に工学技士、検査技師、看護師などの視点から総合的に検査・治療を提供いたします。また、総合病院の強みを活かし循環器内科、呼吸器内科、脳神経内科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科など多くの診療科と連携し、患者さまそれぞれにあった治療を提案しサポートしていきます。

主な疾患

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

「睡眠時無呼吸」とは、睡眠時に呼吸が10秒以上止まっている(無呼吸)状態、または呼吸が止まらなくても呼吸が著しく小さくなっている(低呼吸)状態をいいます。
睡眠中の1時間に5回以上、または7時間に30回以上の無呼吸・低呼吸が生じると睡眠時無呼吸症候群(以下 SAS : Sleep Apnea Syndrome)と診断されます。
睡眠中の無呼吸は日常生活にあらゆる影響を及ぼし、脳卒中や高血圧、心疾患、糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があることから早期発見、早期治療が望まれます。

睡眠時無呼吸外来の流れ

簡易検査
ご自宅に検査機器を持ち帰り、ご自身で装着・検査を行います。

②結果説明・診断
簡易検査の結果から要精査と診断された場合、1泊入院の検査となります。検査入院の日を予約していただきます。 ※重症のSASの場合はこの時点で治療開始可能です。 簡易検査の結果に問題ない場合はここで終了です。

③ 精密検査-PSG(ポリソムノグラフィー)
1泊入院による精密検査。睡眠脳波、呼吸、筋電図などからの睡眠中に起こる身体の異常を詳しく調べます。

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査入院のご案内(PDF)

④結果の説明、治療法の決定 
~治療法~

CPAP療法

CPAP装置から圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。この療法を適切に行うことで睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、SASによる症状の改善が期待されます。

 

 

CPAP療法以外の治療法(軽症時)

・歯科口腔外科:オーラルアプライアンス(口腔内装置)
・鼻咽喉科・歯科口腔外科:外科的手術
・その他:睡眠指導、栄養指導、運動指導

 

 

所属医師

三宅 健治
[資格・所属学会等]
日本外科学会認定医
日本医師会認定産業医
日本体育協会スポーツドクター

外来日

毎週水曜午後(初診)

無呼吸外来のオンライン診療について(2024年6月1日から開始)

▲「オンライン診療を利用する皆様へ(PDF)」が開きます。

当院のオンライン診療では、原則CPAP継続中で、症状が安定している患者さんのみの対応となります。
対面診療以外では、処方などの対応ができかねますので予めご了承ください。